本記事では、インターネットを利用する上で欠かせない存在であるプロバイダの役割や目的などを解説していきます。
スマホ、モバイル回線、高速光回線、Wi-Fiの普及でいつでもどこでも簡単にインターネットに接続できるようになりました。そのため、日常生活でプロバイダの存在を意識することはありません。
また、光回線・モバイル回線などのインターネットを契約する時にプロバイダを個別契約する必要性がなくなり、インターネット回線利用料とプロバイダ料金セットのコミコミ価格でインターネットを利用できる環境が整っています。
しかし、インターネットを利用する上でプロバイダは欠かせない存在です。インターネット歴20年以上の筆者が本記事でプロバイダの存在や役割、インターネット回線との違いを解説していくので参考にしてください。おすすめプロバイダを比較する方法もあわせて参考にすることで、インターネット料金を賢く節約する方法も学ぶことができます。
- プロバイダはインターネット回線を安定してつなげる接続事業者の名称
- 回線契約とプロバイダ契約をすることでインターネットが利用可能になる
- プロバイダ経由でインターネット回線を契約したほうが月々のインターネット通信費が安くなる
プロバイダとは
プロバイダは、パソコン・スマホ・テレビなどをWi-Fi接続するために欠かせないインターネット接続事業者です。
後述している回線事業者は、インターネット回線の提供のみを目的としており光回線・ADSL・ケーブルテレビ回線などを利用することで対価を得ています。
インターネットサービスプロバイダ(ISP)としてサービスを提供するには、総務省(総合通信局)への届け出が必要なので、運営母体が安定していない企業は政府から認可を受けることが難しいです。また、NTT東日本・NTT西日本などの大手企業と提携してプロバイダサービスを提供するため、個人情報保護・コンプライアンスなども兼ね備えた安定性がある企業が数多く存在します。
大手プロバイダ一覧
続いて、知名度が高い大手インターネットプロバイダを確認していきましょう。
光回線・WiMAXなどのインターネット回線とセットで安く契約できるインターネットプロバイダを下記記事で紹介しています。あわせて確認しましょう。
事業者名 | プロバイダ名・サービス名 |
---|---|
NTTドコモ | ドコモ光、spモード、iモード(受付終了) 国内最大級の契約数を誇るプロバイダ |
KDDI | auひかり、au one net、UQWiMAX |
ソフトバンク | ソフトバンク光、Yahoo! BB、ODNなど |
BIGLOBE | ビッグローブ光など |
NTTコミュニケーションズ | OCN |
GMOインターネット | GMOとくとくBB WiMAX、ドコモ光、auひかりなどで人気がある |
So-net | ソニーグループのプロバイダ NURO光を契約できる唯一のプロバイダ |
エキサイト | BBエキサイト |
ドリーム・トレイン・インターネット | DTI(フレッツ光公式プロバイダ) |
ニフティ | @nifty |
朝日ネット | AsahiNet(フレッツ光公式プロバイダ) |
ハイホー | hi-ho(フレッツ光公式プロバイダ) |
NTTぷらら | Plala(フレッツ光公式プロバイダ) |
NTT-ME | WAKWAK(フレッツ光公式プロバイダ) |
知名度が高いインターネットプロバイダが多いので、家電量販店やテレビCMで見たことがある企業名も多いと思います。日常的に利用しているスマホ(ドコモ、au、ソフトバンクなど)のインターネット通信もプロバイダが必要ということが分かります。
携帯電話会社のプロバイダは選択肢がなく、契約時に選択することはできません。しかし、WiMAXなどのモバイル回線や光回線は、各社月額料金やキャッシュバック特典などが大きく異なります。そのため、あなたのライフスタイルにあったプロバイダを比較して決めることができます。
プロバイダの主な提供サービス
プロバイダが提供するサービスはインターネット回線の接続サービスが中心ですが、接続以外にも多種多様なサービスを利用できます。
■プロバイダが提供する主なサービス
- メールアカウントサービス(プロバイダで利用できる無料メールアドレスが利用可能。)
- ホームページ無料サービス(プロバイダの無料ドメインでホームページ作成が可能)
- 独自ドメインの取得手続き
- 各社ポータルサービスの無料利用
- インターネットサポート(インターネット接続や電話回線のメールサポート・出張サポートなど)
- ウイルスソフトや安心サポートサービスの提供
- 各社オリジナルのソフトウェアの有償利用
プロバイダがインターネット接続サービス以外に提供する代表的なものは、メールアドレスの無償利用・ホームページ無料作成サービスなどです。その他、各社が提供する会員向けサービスやポータルサイトの利用などが可能です。
一部有料となりますが、ウイルスソフトや安心サポートサービスなどインターネット初心者向けのサポート体制も整っています。ネット利用頻度が高い人は、あまり利用する機会がありませんが、上記のような各社オリジナルサービスを提供しています。
インターネット回線の接続以外に魅力的なサービスを提供しています。プロバイダを変更するとメールアドレスやホームページサービスが利用できなくなってしまう点は、サービスを利用する上でのデメリットです。
インターネット回線事業者とは
インターネット回線事業者は、WiMAXなどのモバイル回線や高速インターネットが可能な光ファイバーの光回線・ADSLなど各種インターネット回線を提供することを目的とした事業者です。
まず、主なインターネット回線と回線事業者を一覧で確認しましょう。
事業者名 | 回線名・サービス名 |
---|---|
NTT西日本・NTT東日本 | フレッツ光(光コラボ) |
NTTドコモ | spモード・ドコモ光 |
KDDI | auひかりなど |
ソフトバンク | ソフトバンク光・ワイモバイルなど |
UQコミュニケーションズ | WiMAX(UQWiMAX) |
ソニーネットワークコミュニケーションズ | NURO光 |
中部テレコミュニケーション | コミュファ光 |
オプテージ | eo光 |
エネルギア・コミュニケーションズ | メガエッグ光 |
STNet | ピカラ光 |
上記がインターネット回線事業者で知名度が高い企業です。フレッツ光、auひかり、NURO光など自宅で使用する高速インターネット回線やモバイル回線を提供している事業者が多いです。
各事業者は、インターネット回線の新規開通工事〜回線使用料の請求までを行っています。インターネット接続のトラブルやサポートなどはプロバイダが窓口となって対応するケースもありますが、回線事業者で相談することも可能です。
プロバイダとインターネット回線をセット契約することで大幅な割引を実現しているケースが多いので、インターネット回線の種類で利用するサービスを決めることは重要ですが、契約はプロバイダ窓口・代理店窓口を利用した方が月額料金が安いお得なキャッシュバック特典を受け取ることができます。
回線事業者とプロバイダ窓口での契約料金を比較
多くの人が利用しているフレッツ光と大手携帯電話会社のドコモ光の契約料金(GMOとくとくBB経由)を比較しましょう。両社共に同じ通信品質・速度で利用可能です。
※フレッツ光の料金は、人気があるOCNのプロバイダ料金1,000円が含まれた料金です。
※フレッツ光のマンションタイプの料金は、ミニプランの料金体系です。
ドコモ光 | フレッツ光 | |
---|---|---|
月額料金 | マンション4,000円 戸建て5,200円 |
マンション5,350円 戸建て6,700円 |
キャッシュバック特典 | 現金20,000円 dポイントを最大2,000ポイント |
なし |
スマホ割引 | ドコモユーザーなら家族全員が毎月永年1,000円割引 | なし |
上記の通り、ドコモ光で申し込んだ方がお得な料金体系になることが分かります。スマホ割引やキャッシュバック特典も付与されます。ドコモ光は20社以上のプロバイダから選ぶことができますが、東証一部上場企業のGMOとくとくBB経由で申し込めば、ドコモ光の中でもトップクラスに魅力的な特典を受けることができます。
プロバイダ経由で申し込めばプロバイダ料金・インターネット利用料がお得になる上にキャッシュバックやスマホ割引も受けられます。回線事業者の公式サイト以外でお得に契約して通信費を節約しましょう!
下記記事で光回線をお得に安く契約する方法を紹介しています。あわせて参考にしてください!
速度が安定しやすいプロバイダでインターネット料金を節約しよう
いかがだったでしょうか。速度が安定しやすいプロバイダで契約するのがインターネットを快適に利用する第一歩です。また、BIGLOBE・SO-net・GMOとくとくBBなどの大手インターネットプロバイダは、回線事業者でインターネットを契約するよりも安い料金体系で利用できます。
本記事を参考におすすめプロバイダを比較してください。最後に本記事の重要な情報をおさらいして終わりにしましょう!
- インターネットプロバイダによって通信速度の安定性や割引特典・料金体系は異なる
- フレッツ光を契約するならドコモ光、ビッグローブ光、ソフトバンク光、So-net光などプロバイダや携帯電話会社が提供する光コラボで契約するのが安い
- インターネットプロバイダは接続トラブルやサポートを総合的に対応する縁の下の力持ち