Wi-Fiはオフィス、自宅、大学などで日常的に使っているのでインターネットに繋がることは理解しているけど、よく分からないという人も少なくありません。そこで本記事では、Wi-Fiの基礎知識やWi-Fiの使い方などを筆頭に無料Wi-Fiの活用方法なども解説していきます!
インターネット歴20年以上でインターネットと共に成長してきたIT企業勤務の筆者がWi-Fiについて詳しく解説していくので、参考にしてください!Wi-Fiを上手に活用することでスマホ代の節約やインターネットがもっと使いやすい環境を手に入れることができます。外出時に活用できる無料Wi-Fiの知識も身につければ、外出時にパソコンを使いたい! スマホのギガを節約したいなどの効果もあります!
それでは早速、スマホやパソコンに無線LANで接続するための標準規格として国内外で普及しているWi-Fiについて詳しく理解していきましょう!
- Wi-Fiはスマホ同様に電波でインターネットに接続する方法
- Wi-Fi接続はインターネットに繋げるもっともスタンダードな方法
- Wi-Fi接続すればスマホのギガ消費を気にせずに無制限でインターネットが使える
- パソコン、スマホ以外にゲーム機やテレビ・家電製品などWi-Fi対応機器だったら接続可能
- 公共施設、カフェ、コンビニなどの無料Wi-Fiを活用すればスマホ代の節約になる
Wi-Fiとは
Wi-Fiは、日常的に利用しているiPhone、Androidスマホ、タブレット、PS4、パソコンなどを無線LANでインターネットに接続するための通信技術です。
ドコモ、au、ソフトバンクなどの携帯電話会社のスマホでインターネットに接続するとき同様に電波でインターネットに接続します。
Wi-Fiを利用するには、Wi-Fiルーターが必要です。Wi-Fiルーターを中継地点として電波でインターネットに接続するのでスマホ、パソコン、ゲーム機側でWi-Fi接続設定をする必要があります。一度接続したことがあるWi-Fiネットワークは2回目以降は自動接続する設定になっているので、面倒な手間はかかりません。
不特定多数の人が利用する地下鉄や公共施設の繋がりづらいWi-Fiを拾ってしまって、ドコモやソフトバンクの電波を拾わないときはWi-Fi接続設定でWi-Fi接続の自動ONをOFFにすれば解決します。ただし、一度OFFにすると日常的に利用しているカフェや自宅のWi-Fiにも接続できなくなります。Wi-Fi接続のON・OFFをこまめに切り替える習慣を身につけると、よりWi-Fiを賢く活用できます。
Wi-Fiのメリット
続いて、Wi-Fiのメリットを順に確認していきましょう!
Wi-Fiのデメリットは有線LANケーブルよりも速度が遅くなる、住宅構造や自宅の材質によってはインターネットに繋がりづらいなどが挙げられます。しかし、デメリットを大きく上回るメリットがWi-Fiにあります。
Wi-Fiのメリットを順に確認していきましょう。
スマホを使うときに携帯電話会社の通信費が無料になる
自宅の光回線のWi-Fi、公共施設やカフェなどの無料Wi-Fiに接続することで携帯電話会社の通信費を無料にすることができます。また、ギガ放題を利用していない人はギガ数を節約することで速度制限になる心配も不要になります。
特に自宅で動画視聴やSNSなどでスマホを利用している人は、Wi-Fiに接続することで大幅にギガを節約できるようになります。無制限で利用できるWi-Fiに接続することでスマホの通信費を無料にできる点が最大のメリットです。
LANケーブル無しでどこでもインターネットが利用できる
インターネット利用は全てスマホ完結という人や20歳以下の人は知らないと思いますが、2005年頃まで上記画像のようなLANケーブルでインターネットに接続するのが一般的でした。しかし、高速インターネットが利用可能な光回線や外出時も手軽にWi-Fi接続できるポケットWiFiなどの登場でWi-Fi接続が主流となりました。
一昔前はケーブル接続していたのでインターネットが利用できる場所に制限がありました。Wi-Fiを利用することで、どこでもインターネットが利用できる点もメリットです。
Wi-Fi対応機器だったらインターネットに接続できるようになる
Wi-Fi対応機器だったらスマホ・パソコン・ゲーム機に限らずインターネットに接続できるようになります。テレビでYouTube動画を見たり、オンライン上に保存している記念写真をリビングで楽しむこともできます。
日常的に使用しているデバイスだけでなくプリンター、防犯カメラ、エアコンなどもWi-Fiに対応している機器だったらスマホから電源のON・OFFや自宅に着く前に室温を調節することも可能です。
このようにWi-Fiでインターネットに接続することで私達の生活がより一層便利になります。
Wi-Fiで出来るようになること
続いて、Wi-Fiでできるようになることを具体的に紹介していきます。あなたが望む理想のライフスタイルが手に入るかも知れません。
- 記念写真、旅の動画、気になる音楽、面白いYouTubeチャンネルを家族に簡単に共有できる
- 違う部屋にいる時でも家族でオンラインゲームやネットワーク対応ゲームを同時に楽しめる
- スマホやパソコンに保存している写真や資料をWi-Fi経由で簡単にプリントアウトできる
- テレビやレコーダーがWi-Fi対応していたらスマホでテレビが操作できるようになる
- 自宅に帰る前にエアコンをONにして部屋を快適な温度にすることができる
Wi-Fiを活用することで様々な機器がインターネットに繋がって生活が便利になります。上記以外にも多種多様な機器がインターネットにつながります。理想のスマートハウスを実現するためにもWi-Fiは欠かせない通信技術です。
Wi-Fi通信規格の種類
Wi-Fiは世界標準規格でアメリカ発の技術です。最新Wi-Fi規格はWi-Fi6です。
IEEE(アイトリプルイー)という電子通信規格の標準化を行う米国電子学会とWi-Fi Alliance(ワイファイ アライアンス)というWi-Fi普及団体がWi-Fi標準規格を決定して、全世界に普及させています。
Wi-Fi対応機器の進化と共にWi-Fi技術も進化していて、Wi-Fi4以降の進化スピードは技術革新がすごいです。Wi-Fiの種類は全世界共通でWi-Fi6を最新として6種類の規格が存在します。
もっとも普及しているのがWi-Fi4とWi-Fi5です。最新のWi-Fi6は2019年以降、対応機器も多く発売されているので急速に普及が進んでいきます。
下記記事でWi-Fi6や過去のWi-Fi規格について解説しています。どれだけWi-Fi6がすごいか技術なのか確認できます。
Wi-Fi接続の種類
続いて、日常的に利用できるWi-Fi接続の種類を確認していきましょう。
ポケットWiFi | 光回線 | スマホのテザリング | |
---|---|---|---|
速度 | 高速インターネット通信可能 ※下り最大速度440Mbps〜1.2Gbps |
高画質ゲームも快適プレイ ※下り最大速度1.0Gbps〜2.0Gbps |
スマホよりも遅くなる可能性がある |
速度制限 | 3日で10GB以上(15GB以上に緩和済み)利用すると 翌日18時〜26時まで1Mbpsの制限など |
無制限使い放題 | スマホの速度制限に準ずる |
インターネット回線の準備 | WiMAXや携帯電話会社と契約してモバイルルーターを準備 | フレッツ光、auひかりなどと契約してWi-Fiルーターを準備 | 携帯電話会社のスマホを準備 |
上記のWi-Fi接続可能なインターネット回線は自分で用意することができます。上記以外にコンビニ、カフェ、ファミレス、駅、地下鉄、レンタルスペースなどで利用できる無料Wi-Fiが活用できます。
Wi-Fiの接続方法
Wi-Fiの接続方法は、非常に簡単です。接続したいWi-Fiを選択(SSID)してパスワードを入力するだけです。スマホ、パソコン、ゲーム機などいずれのデバイスでも同様です。接続したいWi-Fiを選択してパスワードを入れるだけで高速インターネットに接続できます。
下記記事でスマホでWi-Fiに接続する方法を画像つきで紹介しているので、まだWi-Fi接続したことがない人は参考にしてください。
Wi-Fiの始め方
Wi-Fi環境を手に入れるには、インターネット回線の契約とWi-Fiルーターを準備する必要があります。
大きく分けて下記のインターネット回線を契約しましょう。インターネット回線の契約時にWi-Fi接続可能なモバイル・固定ルーターを無料プレゼント・レンタルすることができます。
- 光回線(自宅の固定ルーター)
- ポケットWi-Fi(自宅・外出時も持ち運びできるポケットサイズのモバイルルーター)
上記のインターネット回線を契約すればWi-Fiを使い始めることができます。それぞれのインターネット回線の特徴を確認しましょう!
光回線(固定回線)
フレッツ光、auひかり、NURO光などの1.0Gbps〜2.0Gbpsの速度が出る固定回線。上記画像のようにマンションによっては高速インターネットが利用できる固定回線の無料Wi-Fiが利用できるケースもあります。
■光回線の特徴
- 月額料金4,000円〜5,000円で利用できる
- フレッツ光と同じ通信回線が利用できるドコモ光、ソフトバンク光などで契約すればスマホ料金が割引になる
- 自宅があるマンションまで光回線方式でインターネットを引き込むので通信速度の速さと安定性に定評がある
- 3人以上の家族なら同時に利用しても速度が遅くならないWi-Fi環境が手に入る
- 光回線の工事が必要
上記の点が光回線の特徴です。家族で使うWi-Fi環境を構築するなら光回線が一押しです。自宅Wi-Fiの決定版として活用できます。
下記記事で自宅で使うWi-Fiの選び方を解説しています。ポケットWiFi、光回線どちらがあなたに合っているのかも確認できます。
ポケットWiFi
ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル、WiMAXなどの会社で利用できる持ち運びできるポケットWiFiを契約すればインターネットが利用可能です。
■ポケットWiFiの特徴
- 月額料金3,500円〜4,500円前後で無制限で高速インターネットが利用可能
- 工事不要で高速インターネット環境が手に入る
- 電源を入れるだけでWi-Fi接続可能
- スマホ、パソコン、ゲーム機などWi-Fi対応機器に接続可能
- 固定回線と比較すると通信速度が劣るケースが多い
上記がポケットWiFiの特徴です。下記記事でポケットWiFiに関して詳しく紹介しているのであわせて確認してください。
カフェや公共施設で使える無料Wi-Fiの使い方
最後にカフェや公共施設で使える無料Wi-Fiの使い方を確認しましょう!
無料Wi-Fiは大きく分けて下記の2通りの方法でWi-Fi接続できます。
- メールアドレスや会員登録後にWi-Fi利用可能
- Wi-Fi接続が自動ONになっていたら自動で接続される
会員登録などが必要なのは、カフェ、ファミレス、コンビニ、レンタルスペースなどで提供されている無料Wi-Fiです。スマホ、パソコンなどを簡易会員登録で利用できるようになります。一度に利用できる上限時間や一日に利用できる上限回数が設定されているケースが多いです。
後者の自動接続されるタイプの無料Wi-Fiは、携帯電話会社が提供するWi-Fiスポット、地下鉄、駅、観光客向けWi-Fiスポットなどが該当します。気づいたらWi-Fi接続しているケースが多く、速度が安定しづらいデメリットがあります。
下記記事で無料Wi-Fiについて詳しく解説しているので参考にしてください!
まとめ
いかがだったでしょうか。Wi-Fiについて総合的に解説しました。Wi-Fiを正しく理解することで自宅の生活環境をさらに快適にすることも可能です。
特にWi-Fiに対応している機器やアイテムだったら、インターネットに接続できるという点を覚えてください。スマートハウスやIoTなどもWi-Fiを正しく理解することで上手に導入することができます。
Wi-Fiは子供が使っているゲーム機などでも利用されている通信技術です。まだWi-Fiを使ったことがない人も気軽に始めることができます。本記事で紹介したポケットWiFiや光回線を契約してWi-Fiデビューしましょう!
最後に本記事の重要なポイントをおさらいしましょう!
- Wi-Fiはアメリカ発の通信技術で世界標準でもっとも多くの人が利用できる規格
- Wi-Fi6が広く普及し始めていて5G回線と共に高速インターネットが利用可能
- Wi-Fiの通信規格は下位互換するのでWi-Fi6対応機器でもWi-Fi4、Wi-Fi5などで利用可能
- 自宅で3人以上の家族でWi-Fiを使うなら光回線がおすすめ
- 一人暮らし、共働き夫婦だったらポケットWiFiでも事足りる(速度を求める人は光回線)
- ADSL回線、ケーブルテレビ回線は光回線よりも遅い上に割高になるので非推奨