本記事では、WiFiの閲覧履歴って残るの?ブラウザに残る検索履歴とは何が違うの?という疑問を持っている人向けにWiFiの閲覧履歴について解説していきます。
結論から言うと、あなたがWiFiを使用する場所によって閲覧履歴が残るケースと残らないケースがあります。大学や会社、不特定多数の人が使う公共施設では一定期間、管理者が閲覧履歴を確認できる仕組みを採用しているケースが多いため、基本的に閲覧履歴(どのようなページを見たかを確認できる)が残っていると考えてください。
また、スマホやパソコンのブラウザ閲覧履歴を消してもサーバーや通信会社ではWiFi経由での閲覧履歴が残り続けるため、自宅のWiFiも閲覧履歴を消すことは不可能です。しかし、自宅WiFiなら家族や友人があなたのWiFi閲覧履歴を確認することも不可能なためバレる心配は不要です。
本記事でWiFiの閲覧履歴の残り方や注意点などを確認していきましょう!
- WiFi閲覧履歴の削除は基本的にできない
- 自宅WiFiだったらWiFiの閲覧履歴を確認することは不可能なケースがほとんど
- 大学や会社のパソコンは管理者が閲覧履歴を確認可能なケースが多い
- WiFi閲覧履歴以外に誰もが確認できるブラウザの閲覧履歴も注意しよう
- ブラウザの閲覧履歴は設定画面から消去可能
- ブラウザ閲覧履歴を残したくないならスマホ・パソコン共にシークレットモードで閲覧しよう
利用する場所によって閲覧履歴は残る
まず、多くの人がインターネットを利用する下記の場所で閲覧履歴が残るのか確認していきましょう。
- 自宅のWiFi
- 会社のWiFi
- 学校のWiFi
閲覧履歴は端末とWiFiの2種類に残ります。インターネットに詳しくない人はノートパソコンやデスクトップパソコンだけ閲覧履歴が残ると思うかもしれませんが、毎日愛用するスマホやタブレットも閲覧履歴が残ります。
多くの人が利用するMicrosoft Edge、GoogleChrome、Safari、Opera、Chromeアプリ、Yahoo!アプリなどWebブラウザやアプリなど全てのソフトウェアで閲覧履歴が残ります。
また、WiFi閲覧履歴なら利用する場所の管理ルールや記録ルールによって閲覧履歴の残り方は変わってきます。順に確認してください。
自宅のWiFi
自宅で使用するWiFiルーターは、一般家庭用に作られている機器を使用しているケースが大半です。インターネットへの接続履歴が残る機種もありますが、インターネット閲覧履歴に関しては確認不可となっているケースが大半を占めます。
光回線のWiFiルーター、WiMAXやソフトバンクエアーなどのホームルーター、外出時も持ち運べるポケットWiFiなどは全て閲覧履歴や接続履歴を第三者が確認することは不可能と考えてください。
筆者はIT関連の仕事をしており、インターネット・プログラミング・ネットワークなどに若干精通していますが、特別な技術でWiFi閲覧履歴を確認する方法を知りません。そのため、一般的なネット知識を持っている人だったらWiFi閲覧履歴を確認される心配不要です。
会社のWiFi
会社のWiFiは、情報流出のセキュリティ管理・ハッカーからの攻撃管理・個々人の業務管理などを目的に一定期間の接続履歴・閲覧履歴を管理者権限で確認できる仕組みになっているケースが多いです。
事実、筆者は過去に売上1,000億円程度の中小の外食チェーンに勤務していたことがありますが、WiFi閲覧履歴は確認できる仕組みになっていました。(実際に確認したことはなく、記録が残っていて何かあったときに一定期間確認できる仕組み)
コンピューターウイルス感染の経路確認、業務ツールの閲覧実績、社内電子稟議書の閲覧確認などを行うケースもあるため、会社のWiFiは閲覧履歴が追えてしまうと理解してください。また、社員が勝手に閲覧履歴を消すことも不可能です。業務時間中のインターネット利用は業務に関係することのみで利用するのが得策です。
大学のWiFi
大学、高校、中学、小学校のWiFiネットワークも管理者が存在していて端末単位で閲覧履歴を確認できる仕組みになっていることが多いです。特に大学は私立が多く、構内で利用できるWiFiや学生個人のアカウントを配布していることも多く、WiFi経由以外にアカウントベースでも閲覧履歴が確認できるケースが多いです。
他人に利用しているのがバレたくない閲覧履歴があるなら自宅や携帯電話会社の通信回線を利用するのが得策です。
漫画喫茶、カフェ、地下鉄、レンタルスペース、オープンスペースなどで開放されている無料WiFiも閲覧履歴を残しているケースが多いです。公共施設のWiFiは犯罪などで使用されるトラブルが起きたときのリスク対策で記録を保存していると考えてください。
シークレットモードで閲覧履歴を残さないようにしよう
WiFi閲覧履歴は、自宅以外だと記録されているケースが多く自分で削除することも難しいですが、ネットワーク知識がない第三者がWiFiでの接続履歴・閲覧履歴を確認するのも現実的ではありません。
そのため、ブラウザに記録される閲覧履歴を削除することに注意したほうが良いでしょう。利用するブラウザによって異なりますが、大半のブラウザでは設定画面の閲覧履歴・Cookie・キャッシュ削除という項目で閲覧履歴を全て削除することが可能です。フリースペースのパソコンだったら閲覧履歴・Cookie・キャッシュ削除の全てを削除するのが良いでしょう。
また、ブラウザに搭載されているシークレットモードでブラウジングすれば閲覧履歴を残さずにインターネットができます。スマホやパソコンでも気軽に利用できるので、日常的にシークレットモードを利用する習慣を身につけるのもおすすめです。
人気があるGoogleChromeでのシークレットモードの使い方を下記記事で確認できます。Google公式の情報なので安心して確認してください。
⇒⇒GoogleChromeのプライベートブラウジングの方法
まとめ
いかがだったでしょうか。WiFi閲覧履歴の有無や閲覧履歴の削除が可能なのか紹介しました。自宅WiFiならWiFi閲覧履歴よりもブラウザの閲覧履歴を気にするのが重要です。
誰にも見られたくないプライベートな閲覧履歴はブラウザのシークレットモードを活用しましょう。また、不特定多数の人が利用するパソコンや外出時の無料WiFiなどを利用するときはネット検索などログインを必要としない用途で済ますのが良いでしょう。
仕事などでカフェやレンタルスペースのWiFiを使う場合、アクセスする情報を限定して第三者からの覗き見なども対策することを推奨します。
最後に本記事の重要なポイントをおさらいして終わりにしましょう!
- WiFi閲覧履歴を完全に削除することは不可能
- 誰かに閲覧履歴がバレるのが嫌ならブラウザ閲覧履歴に注意しよう
- 自宅WiFiならWiFi閲覧履歴を確認するのはほとんど不可能